電子ブック「浴衣の着付けと帯結び iPhone,iPad対応」が売れた

電子ブック版の「浴衣の着付けと帯結び iPhone,iPad対応」が売れました。販売は久しぶりですね。5月も中旬を過ぎ、暖かくなって来て、浴衣の季節が近づいてきたせいでしょうか。

浴衣の着付け

「浴衣の着付けと帯結び iPhone,iPad対応」は、WEBサイト「浴衣の着方」を電子ブックとして再編集し、iPhoneやiPadで見るために最適化したもの。WEBサイト版だと、自宅などで参照することはできても、浴衣を着て出た先で見るのには難があるので、電子ブック版として持ち出すことができるように作ったもの。

「浴衣の着付けと帯結び iPhone,iPad対応」は今までに数部売れていますが、浴衣の着付けサイトからのリンクがあるためではないかと思います。最初から電子ブック販売サイトへ行って浴衣の着付けの電子ブックを探す人もあまりいないと思いますから。

Google Adsense 広告の貼り過ぎはSEOで不利

Google Adsense の広告数

Google Adsense では一つのページに4つまでだったか、複数のアドセンス広告の掲載が許可されています。Google Adsense のサイトを見ても、複数の広告を組み合わせて表示することを勧めています。

ところが、実際にアドセンスを掲載しているサイトを見ると、ひどいところは各ページの上部にアドセンス広告がびっしり。つまりは、アドセンス広告を見せることを目的としたサイトになっています。

無論、Google が定めるガイドラインに反していなければ、Adsense 広告を停止されたり、と言ったペナルティは受けませんが、良質のサイトを検索結果上位に表示したい、という Google のポリシーから見れば、Adsense 広告びっしりで、コンテンツを探すのに苦労するようなサイトは問題と写ります。

つまり、Adsense のルールには違反していなくても、Google の検索エンジンからすると、Adsense 広告びっしりのサイトは、価値の低いサイトと判断されるわけです。

現在 Google ではプログラムを使った自動化によるサイトの価値判断だけでなく、人が実際に目視してサイトのチェックを行っていますから、Google Adsense だけを狙った価値の低いサイト、と判断されたら、検索結果での表示順位は大きく下げられると予想されます。

基本的にWEBサイトは、「訪問者が来てなんぼ」です。Adsense 広告だけを大量に表示していても、そもそもサイトを見に来る人が減ったのでは話になりません。まず、ページへの訪問者を増やす工夫、つまりはコンテンツの充実と、ユーザビリティの高さが重要となります。

電子ブック形式ePubをPismo File Mount Auditでフォルダーとして開く

ePub形式の電子ブックの編集には、Sigilというフリーソフトを使用しています。見た目で編集できるなど、強力な機能を備えており、実用レベルとしては唯一の電子ブック編集ソフトではないかと思います。

その一方で、ePub形式の電子ブックの中身は基本的には.xhtml、言わばホームページのHTML文の延長ですから、使い慣れているHTML編集ソフトが使えれば、もっと容易になるはず。具体的には僕はドリームウィーバーを使いたいと思っています。

でも問題は、ePub形式のファイルは圧縮されているため、ドリームウィーバーなどのHTML編集ソフトで直接編集ができないこと。ePubを一旦解凍して編集後、再び圧縮、というのも面倒です。

そこで探して見つけたのがPismo File Mount Auditというフリーソフト。zip形式の圧縮ファイルなどを、Windows上のフォルダーとして扱い、中のファイルを直接いじることができるようにするというすぐれもの。

Pismo File Mount Auditの説明にはePub形式の電子ブックファイルをフォルダーとして扱えるとは書かれていませんが、ePubもzip形式を採用してファイルの圧縮をしています。そこで試してみると…使えました!ePubファイルがそのままフォルダーとして開けます。

子なると、ePubの編集方法が大きく変わります。

まず、ePub形式の拡張子を付けた圧縮ファイルを作り、Pismo File Mount Auditを使ってフォルダとして扱います。圧縮フォルダーの中にePubで定められたフォルダー構造を作っておきます。一方ドリームウィーバーでは電子ブック用のテンプレートをあらかじめ作っておいて、作業フォルダーをePub形式のフォルダーに指定。そしてその中でデザインを決め、各ページやリンク構造を作ってしまいます。

最後にSigilで開いて、各ファイルの並び方や、目次として表示するページの指定などを行えば完成。

これでePub形式の電子ブックの制作がかなり効率化できるのではないかと思います。

電子ブック形式ePubの中でアニメーションGIFが使用可能

電子ブック、特に電子絵本を作っていて不満に思うのが動きが見せられないこと。子どもは絵の一部でも動いていると、そこに目をひかれますから、アニメーションが入れられると効果は抜群のはず。

ところが前にも書いたように、iPadなどを対象としたアプリはアップルのポリシーで売りにくく、また、日本向けのブックストアはアップルで準備されていないのが現状。当面は当社が行っているように、ダウンロード販売ができるサイトを利用して、ePubなどのファイル形式の電子ブックを販売して行くのが現実的なオプションです。

となると、ePub形式の電子ブックの中でアニメーションを見せるには…ページをめくる機能を使っても、パラパラ漫画のようには行きませんし、動画を埋め込むとなると、本格的なアニメーションを作らなくてはいけません。簡易に一部だけアニメーションさせるにはアニメーションGIFが使えれば、と思っていました。

アニメーションGIFは以前は多くのサイトで使われていましたが、昨今はフラッシュに押されてか、ほとんど見かけなくなってしまいました。

アニメーションGIFは、複数のGIFファイルを並べて一つにまとめ、指定された時間ごとに切り替えてアニメーションを見せるという簡単な仕様です。

そこで検索をかけて調べてみると、iPhoneなどではアニメーションGIFに対応しているとのこと。そこで簡単なテスト用のアニメーションGIFファイルを作ってePub形式の電子ブックに埋め込み、試してみると…iPadで動きました!

まだ課題は残っていますが、これでちょっとおもしろいこともできそうな気がしてきました。

ストックフォトの追加販売開始

PIXTAに新たに登録したストックフォト3枚の販売が開始されました。登録写真は多ければ多いほど、売れる確率は高くなりますから。

湖 森林 原生林 ジャングル
ジャングル 熱帯降雨林新芽 芽生え 自然 針葉樹最初の2枚は南米ボリビアで撮影したアマゾン川流域のジャングルの写真。3枚目は岐阜県の山中で撮影した針葉樹の芽生えです。

翻訳した本が出来上がり

昨年から翻訳作業を勧めていた本がようやく仕上がり、出版されました。

タイトルは「開発調査手法の革命と再生―貧しい人々のリアリティを求め続けて」。イギリス人のロバート・チェンバースの著書です。ロバート・チェンバースの本を監訳するのはこれが4冊目になりますが、毎度毎度癖のある英語と、語呂合わせのような言葉遊び、そして長い文章に閉口させられます。

正直もう当分翻訳作業はしたくないですね。

また専門書で、発行部数も数100部と限られますから、印税も、翻訳の労力を考えるととても元が取れるようなものではありません。

専門書を翻訳するメリットは、自分の履歴書に各項目が増える、といったところでしょうか。でもそれも最初の1、2冊までではないかと思います。

アップルの審査却下でアプリ型電子書籍の混迷

朝日comに「アップルの審査却下でアプリ型電子書籍の混迷」という記事が出ていました。

かいつまんで言えば、iPhoneやiPadで使えるアプリとして電子書籍を作る場合、多くの出版社が利用する出来合いのビューワーを組み込んでいると、同一のアプリとみなされてアップストアでの販売が認められない、ということ。

アプリの作り方は僕も少し調べてみましたが、アップル製のコンピュータに専用のソフトを入れて作らねばならず、それには相当程度のプログラミングの知識が必要です。

そうなると、コンテンツはあるけどプログラミングのノウハウに欠ける場合、既存のビューワーを組み込むのが一番手っ取り早いのですが、それでは売らせてすらもらえない、ということ。

問題の一つには、日本向けの「iブックストア」をアップルが用意していないところが大きいと思います。「iブックストア」でePub形式の書籍を売ることができれば、凝った演出をしたい場合を除き、シンプルでさほど技術力のいらない電子書籍を、そのまま販売する、つまりコンテンツで勝負することが可能になるはず。

まあ、我が社の場合も「iブックストア」がないゆえにDL-Marketとかパブーを使って電子ブックの販売をせざるをえないのですが。

それは別にして、アップストアで売れるアプリも作ってみたい気はしますが。

PIXTAのランクがアップ

ストックフォトをアップして販売しているPIXTAから通知が来て、クリエイターランクがこれまでの3から4へとアップしました。クリエイターランクというのは、写真の販売数に基づいて決められる、言わばドラクエの「レベル」みたいなものですね。ランクが増えると毎月アップロードできる写真の枚数も増え、また販売時の報酬も若干ですが高くなります。

ランクが4になると、月間にアップできるストックフォトの枚数が300枚から305枚になりますが、実際毎月数枚しかアップできていませんでしたから、影響は皆無です。

報酬のアップ率も売れた価格の2%ですから、これも実質的には大きな変化ではありませんけど。でも何となく、レベルアップ!というのは嬉しいもので、巧い仕組みですね。

でも僕のレベルで300枚も月間にアップできる、ということは、僕程度の売上を出している他の人は、それくらいの枚数をアップしている、ということなのでしょうか。もうちょっと頑張ってみるかな。

電子ブックと動画教材

4月30日に電子ブック「長崎街道 地図と写真で紹介 iBook対応」が売れたのに引き続き、今日電子ブックと動画を使った教材併せて4つが売れました。多分今日購入された方は同じ方だと思います。

4つの商品の合計価格は2,730円、手数料を差し引かれた後に振り込まれる金額は2,306円になります。普通の書籍なら、印税は最高でも10%ですから273円。こうなると、電子書籍の作家取り分の高さが飛びぬけていることがわかると思います。

今日の販売のもう一つの特徴は、動画が売れたこと。これは教材として作成したものですが、動画で連続講座のようなものを作って販売する、というビジネスモデルも成り立ちそうな気配を感じます。今回始めて売れたのが実際のところですが、マーケティングをうまくやりさえすれば、特定の層にはそこそこいけるのではと思います。

今までもDVDに収録した教材などを販売してきましたが、制作の手間がかかる、そして送金の確認や発送の手間がかかることを考えると、25%の手数料ですべてが完了するダウンロード販売は、結構リーゾナブルと言えるかもしれません。