Pixtaで収入
Pixtaは写真、イラスト、動画などの素材をクリエイターが登録し、それを利用したい(主に)企業が使用料を支払うという仕組みです。このような仕組みを一般的には「ストックフォト」と呼びます。ストックフォトのサイトにもいろいろとありますが、プロ級の写真でないと登録できないところや、集客力に難があるところもあり、私はストックフォトのサービスはPixtaのみに絞って利用しています。
現在は誰もがデジカメを持っていると言っても過言ではない状況です。しかも、コンパクトなカメラでありながら高性能なものが増えてきています。良い写真が撮れたならば、ぜひPixtaでの販売に挑戦してみましょう。現在ではスマホのカメラも高性能になり、Pixtaにはスマホで撮影した画像でも登録できるようになりました。スマホ一台あればPixtaで収入を得られる可能性ができたわけですね。
ではどんな写真なら収入が得られるのか?例えば以下の写真。家族で農業公園のような所へ行った時に撮影したブタです。何の変哲もありませんね。
このブタの写真、売れて1回3千円の収入になりました。つまり「すごい写真じゃないと売れないのでは?」ということはないわけです。実際には複数回売れています。
ちなみに私が販売している写真はこちらで見ることができます。「え?この程度の写真?」と思って自信を付けてください。
インターネットで写真を売る、と言っても、いかがわしい写真や犯罪行為を勧めるわけではありません。PIXTAなら誰もが普通に撮影している写真そのまま、あるいはちょっとした一工夫で、あなたの撮影する写真が収入に変わるかもしれません。まず私が撮影した写真で、実際に売れたものの一部をご紹介しましょう。「価格」は販売価格で、「獲得ポイント」とあるのがサービス利用料を差し引いた後、実際に私の収入になった金額です。これはPixtaの2010年の管理画面ですから、現在の管理画面とは異なっています。どのような写真がいくらくらいで売れたかの参考にしてください。
PIXTAで私の得た収入は最低でも写真一枚の販売につき250円、最高だと3250円となっています。3番のブタ君の写真は、実は以前にも1枚売れてその時には2750円の収入を得ています。つまり、ブタ君の写真はこの記事を書くまでに2枚売れていて、計3000円の収入をもたらしてくれました。ちなみに同じ写真なのに値段の違いがあるのは、写真の解像度や、写真の用途の違いです。
5番の写真は3250円の収入を稼いでいますが、やはり子どもを連れて川遊びに行った時のもの。川の中に立っているモデルは息子です。そして6番7番の写真は、私の父が家庭菜園で作ったキュウリの写真です。
ブタ君、川遊び、そしてキュウリの写真を見て「すごい写真だ!」と思いましたか?多分、ほとんどの人は「なんだ、普通の写真じゃん。一体こんな写真に誰がお金を払うの?」というのが、正直な反応ではないでしょうか。私の妻も「こんなものが売れるなんて信じられん!」と言っています。
信じようが信じまいが、PIXTAでごく普通の写真が売れているのが事実。もちろん、大儲けしているとは言いませんけど、どこの家にもデジカメの1台や2台は転がっている現在。以前撮影した写真だって、ファイルとしてたくさん眠っていることでしょう。それを・サービスに登録しておくだけで、いくらかでも稼いでくれるとしたら?
PIXTAで写真を売るといくらの収入になる?
Pixtaで販売された写真の売り上げから、販売手数料を差し引かれたものが、写真を登録したクリエイターの収入となります。クリエイターの取り分は、いろいろな条件で変わりますが、34~60%です。この収入は現金のほか、Amazonで使えるポイントなどとして受け取ることもできます。
Pixtaで一番売り上げの多い人は、一ヶ月に数十万円の収入を稼いでいるそうです。それくらいの売り上げがあれば、副業としては十分ですし、うまくやったら本業として写真を売る場としても使えそうですね。
私は2010年8月現在売上額の累計で524位。この時点でPixtaに登録している人(クリエイターと呼ばれます)は37656人です。ですから、私は上位2%あたり、ということでしょうか。かなり良い順位ですね。でも私の稼ぎはお小遣い程度のものですから、そこから類推すると、PIXTAでは多分ほとんど収入を得られていない人が多いのでしょうね。
私ももちろんこれで満足しているわけではありません。私がPIXTAに登録した写真の枚数はこの記事を書いている時点で197枚(これ以外にイラストを12枚)。WEB検索で調べていたら、ストックフォトでは登録枚数が200枚を超えないとあまり売れない、という記述があったので、もう少し登録枚数を頑張って増やす必要があるようです。
ただし、収入を伸ばして行こうと思ったら、ストックフォトとして人気のある写真を撮影して登録して行かないと、販売数は頭打ちになります。お小遣い稼ぎ程度を目指すのであれば、適当に撮った写真を登録して「え!こんな写真でも売れるんだ!」と喜んでいればいいのですが、きちんと収入を上げて行こうと思ったら、売れ筋の写真を調べて撮影し、登録して行く必要があります。
そうなると、プロ、セミプロの人たちと競合することになりますから、ファミリー・フォト程度の経験だと、なかなか厳しいことになります。