小論文・レポートの書き方 パラグラフ・ライティングとアウトラインを鍛える演習帳

小論文・レポートの書き方 パラグラフ・ライティングとアウトラインを鍛える演習帳 (人の森の本)」という本を出版しましたが、アマゾンでの販売を開始したところ、平均して毎日一冊ずつ売れています。

この本、書店への流通は全くしておらず、自社サイトとアマゾンでの販売のみです。

アマゾンでの販売は「アマゾンe託販売サービス」というものを使っています。「アマゾンe託販売サービス」はISBNさえ取得していれば、自費出版本でも販売することが可能です。

ただし、出版社の利益は6掛けしかなりません。つまり、2千円の本を出品したら、売れた時の収益は1200円。アマゾンまで送る費用も掛かりますから、実際の利益はさらに小さくなります。

これが何を意味するかと言うと、本の製作費を抑えない限り、「アマゾンe託販売サービス」を使っての利益確保は難しい、ということです。製作費の高い重い本を作ると、製作費や送料がかさみます。「アマゾンe託販売サービス」から「何冊納入せよ」という指示が来ますが、下手をすると「一冊送れ」と言われてしまいます。一冊ずつ送っていたら、送料もばかになりません。

幸い「小論文・レポートの書き方 パラグラフ・ライティングとアウトラインを鍛える演習帳」は比較的薄い本で、納入も5冊ずつとかまとめてできていますから、採算ラインよりは上で、出品してから1か月間推移することができました。

「アマゾンe託販売サービス」は便利な機能ではありますが、気を付けないと利益を確保することは困難になりますね。