共著書・共訳書の印税収入

共著書・共訳書の場合には著者・訳者が多いと原稿料・翻訳料の一時払いになるケースが多いようですが、人数が少ないと印税形式になる場合もあります。私も共訳した本の翻訳料を印税形式、つまりは売上に基づく形で受け取っているものがあります。この場合は翻訳料は本の価格の5%、これを訳者で分配する、という形になっています。監訳者の取り分が多めに設定され、他の訳者が残りをページ数などによって按分というのが一般的なようです。

私の場合だと翻訳者が受け取る5%の内の20%くらいを受け取りますから全体の1%。2千円の本が2千部売れてやっと4万円です。専門書ですから初版2千部が売切れるまでに数年かかることでしょう。これまた大ベストセラーでない限りは大きな利益にはなりえないわけです。