Google Adsenseを使っていると、広告が自動で表示されたとても便利です。しかし、その一方で、自分のサイトのコンテンツに必ずしも合致しない広告が掲載されていることもあります。
例えば韓国留学情報。表示されるとありがたい広告は、ズバリ韓国留学に関するものや、もう少し広げて韓国旅行、韓国語、あるいは外国留学、旅行の手続きなどなど。
ところが、何も設定を行わないまま Google Adsense の広告を表示されると、思ってもみなかった広告が表示されることが多くあります。
基本的には2種類あるのですが、最初は「誰にでも良いから見てほしい広告」。つまりは、サイトのコンテンツにかかわらず、どこのサイトにも表示して商品やサービスの認知を図ろうという言うもので、かなり大手の企業が使う広告です。銀行とか大手小売りチェーン、パソコンの通販企業などがよく出しているようです。
もうひとつは地域をターゲットにした広告。訪問者がどこの地域からアクセスしているかを判断して、地域限定の広告を出すケースです。愛知県から訪問しているのであれば、愛知県のグルメ情報などが表示されます。
Google Adsense の特徴は、「クリックされた時だけ課金される」点にありますから、広告主の側にしてみたら、できるだけ多くの回数表示されたい、という動機があります。
韓国情報を探しにきた人が、愛知県からアクセスしていれば、愛知県のグルメ情報にも興味を持つかもしれない。それが広告を出す側のロジックでしょう。もちろんそのようなケースがゼロとは言えません。クリックされない限り広告料を支払わなくても良いわけですから、広告主はクリック率が低くても、多くの回数表示されることに賭けてきます。
ところが実際には、韓国情報を見たいと思って来ている人が、自分の関心事以外の広告をクリックする可能性は相当低いと思います。自分の行動パターンを思い浮かべてみればわかりますが、調べたいことがあって検索をかけ、たどり着いた先で「あ、この情報面白そう」と、全く違う情報を見に行くことは、かなり稀です。
つまり、サイトのオーナーの側からしてみたら、クリックされる可能性が低い広告が表示されてしまっている、ということ。
ひょっとしたらクリック単価が高い広告かもしれませんが、Google Adsense はクリックされないことにはサイトのオーナーの収入にはなりません。
仮に韓国情報サイトの広告枠が二つの場合、そこに銀行と地域限定グルメの情報が掲載されてしまうと、韓国に興味のある人がクリックしてくれそうな広告はもうサイト上にありません。これでは、クリック率は大幅に下がってしまいます。
僕がやっているのは、Google Adsense の設定画面で広告をブロックすることです。統計を見ていて、クリック率があまりに低いと感じた場合は、サイトを表示してどのような広告が表示されているかを確認します。そしてサイトのコンテンツに関係が薄い場合には、その広告のURLをブロックしてしまいます。
場合によってはすぐに Google Adsense 広告のクリック率がアップすることがありますから、お試しあれ。