前の投稿でChatGPTのカスタマイズに.csvファイルのアップロードをしても、私のニーズではうまく行かなかったことを書きました。ではどうしたら良いのか?
結論から言うと
.csv ではなく、データを記述する
のが機能しました。例えば名古屋と京都の間の料金ならば「名古屋から京都までの新幹線の料金は1万円です。」と記載するのです。
こうすると、ChatGPTは名古屋でも、名古屋駅でも、Nagoya Stationでも、自分で「これは同じだな」と判断して、ちゃんと正しい数値を返してくれます。
「名古屋から京都までの新幹線の料金を教えてください」
「名古屋から京都までの新幹線の料金は10000円です」
という感じです。
では「名古屋から京都までの新幹線の料金は1万円です。」というのはどこに記述するのか。
最初はよくわからないまま instruction のところに直接書き込んでいました。でも、これだと料金の追加や変更を行うたびごとに、instruction の編集画面を開かなければいけません。やり方としては不自然だし面倒です。
.txt ファイルに記載してアップロード
そこで、可能かどうかはわかりませんでしたが、fare.txt というようなテキストファイルを作り、その中に料金を「記述」しました。コンマやタブで区切るのではなく、あくまで「記述」です。
「名古屋から京都までの新幹線の料金は10000円です」
「名古屋から岐阜までの普通列車の料金は400円です」
…
という具合。そして instruction には「まず fare.txt の中で料金を探して」というような指示を書き込みます。
これでうまく行きました。
なんと、人間の目であれば表形式で作ったり参照したりするのが便利ですが、ChatGPTはテキストを解釈して物事を進めるAIなので、記述式の情報を提供する方がうまく対応できるようなのです。覚えておこう。