自分の本を会場で売ってしまえ!

もうひとつ面白いなあ、と思ったのが、講演などの折に著書を持っていって売ると、結構売れるのです。多いときは50人の参加者のうち10人に買っていただけました。もちろん面白い話ができるかどうか、ということにもかかっているでしょうけれど。

こうしたときに持っていく本は、著者割り引き(通常2-3割引)で出版社から直接送ってもらったものですから、定価で販売すれば、印税よりも良い収入になります。と言っても、10冊売って3200円ですから、知れていますけどね。

10冊も本を持ち歩いたら大変ですよ。重いですから。相当数が出ると予想されるなら、宅配便を使いましょう。

それでもサインを求められたりするのは悪い気分ではありません。病み付きになるほど面の皮は厚くはありませんが。一度驚いたのは何か勘違いされたのか、本ではなくて紙にサインを求められた時でした。本当にファンだったのか?それとも誰だか知らないけど本にサインしているから有名人だと思われたのか。いずれにしろ当人はこっぱずかしく思ったのでした。

またどんな相手に話すかによって売れる本も違ってきます。一般大衆に話をするときには一般向けの本が、専門分野の人に話すときは専門書が売れます。当たり前のことではありますが。