朝日comに「アップルの審査却下でアプリ型電子書籍の混迷」という記事が出ていました。
かいつまんで言えば、iPhoneやiPadで使えるアプリとして電子書籍を作る場合、多くの出版社が利用する出来合いのビューワーを組み込んでいると、同一のアプリとみなされてアップストアでの販売が認められない、ということ。
アプリの作り方は僕も少し調べてみましたが、アップル製のコンピュータに専用のソフトを入れて作らねばならず、それには相当程度のプログラミングの知識が必要です。
そうなると、コンテンツはあるけどプログラミングのノウハウに欠ける場合、既存のビューワーを組み込むのが一番手っ取り早いのですが、それでは売らせてすらもらえない、ということ。
問題の一つには、日本向けの「iブックストア」をアップルが用意していないところが大きいと思います。「iブックストア」でePub形式の書籍を売ることができれば、凝った演出をしたい場合を除き、シンプルでさほど技術力のいらない電子書籍を、そのまま販売する、つまりコンテンツで勝負することが可能になるはず。
まあ、我が社の場合も「iブックストア」がないゆえにDL-Marketとかパブーを使って電子ブックの販売をせざるをえないのですが。
それは別にして、アップストアで売れるアプリも作ってみたい気はしますが。
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