電子ブック「iPhone, iPad で読むスペイン語から学ぶフランス語電子ブック版」が売れた

電子ブック「iPhone, iPad で読むスペイン語から学ぶフランス語電子ブック版」が初めて売れました。この電子ブックはWEB「スペイン語からのフランス語学習」に掲載している記事を再編集して電子ブック化したもので、WEBならば無料で読めるもの。それでも売れる時には売れるのですから面白いですね。

小論文の書き方の電子ブックも、WEBサイトの記事を作り変えただけですが、たまに売れていますし、携帯用の機器で読みたい、というニーズはやはりあるのですね。売れる数は僅かですが、WEBの記事を電子ブックの ePub 形式に作り変えるのはさほど手間はかからないので良い手段だと思います。

電子ブック「浴衣の着付けと帯結び iPhone,iPad対応」が売れた

電子ブック版の「浴衣の着付けと帯結び iPhone,iPad対応」が売れました。販売は久しぶりですね。5月も中旬を過ぎ、暖かくなって来て、浴衣の季節が近づいてきたせいでしょうか。

浴衣の着付け

「浴衣の着付けと帯結び iPhone,iPad対応」は、WEBサイト「浴衣の着方」を電子ブックとして再編集し、iPhoneやiPadで見るために最適化したもの。WEBサイト版だと、自宅などで参照することはできても、浴衣を着て出た先で見るのには難があるので、電子ブック版として持ち出すことができるように作ったもの。

「浴衣の着付けと帯結び iPhone,iPad対応」は今までに数部売れていますが、浴衣の着付けサイトからのリンクがあるためではないかと思います。最初から電子ブック販売サイトへ行って浴衣の着付けの電子ブックを探す人もあまりいないと思いますから。

電子ブック形式ePubをPismo File Mount Auditでフォルダーとして開く

ePub形式の電子ブックの編集には、Sigilというフリーソフトを使用しています。見た目で編集できるなど、強力な機能を備えており、実用レベルとしては唯一の電子ブック編集ソフトではないかと思います。

その一方で、ePub形式の電子ブックの中身は基本的には.xhtml、言わばホームページのHTML文の延長ですから、使い慣れているHTML編集ソフトが使えれば、もっと容易になるはず。具体的には僕はドリームウィーバーを使いたいと思っています。

でも問題は、ePub形式のファイルは圧縮されているため、ドリームウィーバーなどのHTML編集ソフトで直接編集ができないこと。ePubを一旦解凍して編集後、再び圧縮、というのも面倒です。

そこで探して見つけたのがPismo File Mount Auditというフリーソフト。zip形式の圧縮ファイルなどを、Windows上のフォルダーとして扱い、中のファイルを直接いじることができるようにするというすぐれもの。

Pismo File Mount Auditの説明にはePub形式の電子ブックファイルをフォルダーとして扱えるとは書かれていませんが、ePubもzip形式を採用してファイルの圧縮をしています。そこで試してみると…使えました!ePubファイルがそのままフォルダーとして開けます。

子なると、ePubの編集方法が大きく変わります。

まず、ePub形式の拡張子を付けた圧縮ファイルを作り、Pismo File Mount Auditを使ってフォルダとして扱います。圧縮フォルダーの中にePubで定められたフォルダー構造を作っておきます。一方ドリームウィーバーでは電子ブック用のテンプレートをあらかじめ作っておいて、作業フォルダーをePub形式のフォルダーに指定。そしてその中でデザインを決め、各ページやリンク構造を作ってしまいます。

最後にSigilで開いて、各ファイルの並び方や、目次として表示するページの指定などを行えば完成。

これでePub形式の電子ブックの制作がかなり効率化できるのではないかと思います。

電子ブック形式ePubの中でアニメーションGIFが使用可能

電子ブック、特に電子絵本を作っていて不満に思うのが動きが見せられないこと。子どもは絵の一部でも動いていると、そこに目をひかれますから、アニメーションが入れられると効果は抜群のはず。

ところが前にも書いたように、iPadなどを対象としたアプリはアップルのポリシーで売りにくく、また、日本向けのブックストアはアップルで準備されていないのが現状。当面は当社が行っているように、ダウンロード販売ができるサイトを利用して、ePubなどのファイル形式の電子ブックを販売して行くのが現実的なオプションです。

となると、ePub形式の電子ブックの中でアニメーションを見せるには…ページをめくる機能を使っても、パラパラ漫画のようには行きませんし、動画を埋め込むとなると、本格的なアニメーションを作らなくてはいけません。簡易に一部だけアニメーションさせるにはアニメーションGIFが使えれば、と思っていました。

アニメーションGIFは以前は多くのサイトで使われていましたが、昨今はフラッシュに押されてか、ほとんど見かけなくなってしまいました。

アニメーションGIFは、複数のGIFファイルを並べて一つにまとめ、指定された時間ごとに切り替えてアニメーションを見せるという簡単な仕様です。

そこで検索をかけて調べてみると、iPhoneなどではアニメーションGIFに対応しているとのこと。そこで簡単なテスト用のアニメーションGIFファイルを作ってePub形式の電子ブックに埋め込み、試してみると…iPadで動きました!

まだ課題は残っていますが、これでちょっとおもしろいこともできそうな気がしてきました。

アップルの審査却下でアプリ型電子書籍の混迷

朝日comに「アップルの審査却下でアプリ型電子書籍の混迷」という記事が出ていました。

かいつまんで言えば、iPhoneやiPadで使えるアプリとして電子書籍を作る場合、多くの出版社が利用する出来合いのビューワーを組み込んでいると、同一のアプリとみなされてアップストアでの販売が認められない、ということ。

アプリの作り方は僕も少し調べてみましたが、アップル製のコンピュータに専用のソフトを入れて作らねばならず、それには相当程度のプログラミングの知識が必要です。

そうなると、コンテンツはあるけどプログラミングのノウハウに欠ける場合、既存のビューワーを組み込むのが一番手っ取り早いのですが、それでは売らせてすらもらえない、ということ。

問題の一つには、日本向けの「iブックストア」をアップルが用意していないところが大きいと思います。「iブックストア」でePub形式の書籍を売ることができれば、凝った演出をしたい場合を除き、シンプルでさほど技術力のいらない電子書籍を、そのまま販売する、つまりコンテンツで勝負することが可能になるはず。

まあ、我が社の場合も「iブックストア」がないゆえにDL-Marketとかパブーを使って電子ブックの販売をせざるをえないのですが。

それは別にして、アップストアで売れるアプリも作ってみたい気はしますが。

電子ブックと動画教材

4月30日に電子ブック「長崎街道 地図と写真で紹介 iBook対応」が売れたのに引き続き、今日電子ブックと動画を使った教材併せて4つが売れました。多分今日購入された方は同じ方だと思います。

4つの商品の合計価格は2,730円、手数料を差し引かれた後に振り込まれる金額は2,306円になります。普通の書籍なら、印税は最高でも10%ですから273円。こうなると、電子書籍の作家取り分の高さが飛びぬけていることがわかると思います。

今日の販売のもう一つの特徴は、動画が売れたこと。これは教材として作成したものですが、動画で連続講座のようなものを作って販売する、というビジネスモデルも成り立ちそうな気配を感じます。今回始めて売れたのが実際のところですが、マーケティングをうまくやりさえすれば、特定の層にはそこそこいけるのではと思います。

今までもDVDに収録した教材などを販売してきましたが、制作の手間がかかる、そして送金の確認や発送の手間がかかることを考えると、25%の手数料ですべてが完了するダウンロード販売は、結構リーゾナブルと言えるかもしれません。

「トンボ玉写真集巻1イスラム玉編PDF版」が売れた

「トンボ玉写真集巻1イスラム玉編PDF版」が初めて売れました。とんぼ玉写真集はこちらでも紹介しています。

最初は1冊売れたら儲けもの、と2千円という価格をつけておいたのですが全く売れず。2千円という価格は、この種の実際の本に付く価格に設定したものでしたが、やはり電子ブックでは無理だったようです。

そこで消費税込315円と、販売している他の電子ブック並に下げたところ、一冊売れました。どうやら電子ブックは「気楽に買える」「試しに買える」くらいの値段付けが重要なようです。有名な作家さんとか、魅力的な女性の写真集とかなら、もう少し高くても買う人は買うのでしょうけど。

ちょっと他の電子ブックの価格も見直す必要があるかもしれません。

電子ブック「長崎街道 地図と写真で紹介 iBook対応」が売れた

当社で制作・販売している電子ブック「長崎街道 地図と写真で紹介 iBook対応」が売れました。売れたと言っても一冊、累計でも4冊目だから、まとまった利益が出ているわけではないのですが。

この電子ブックは、「街道歩きの旅」サイトの「長崎街道」の部分を、iPhone などで見るのに適したサイズに再編集したもの。長崎街道を歩く時にガイドブックとして持ち歩くことを想定しています。

たとえ4冊でも売れている、ということは、そこそこのニーズがある、ということなのでしょうね。アップル・ストアで販売できるような状況になれば、もう少し出る可能性もあります。

長崎街道の他に「萩往還」の電子ブックも販売していますが、こちらはまだ売上ゼロです。

電子ブックの売り上げを寄付

電子ブックの販売にパブーというサイトを利用していますが、ここで公開している電子ブックのうち、「からふるかたつむり ゆきのそうげん」と、「からふるかたつむり どんぐりもりのぐりぐり」の2冊の売り上げを、東日本大震災の被災者救援のために寄付することにしました。

とは言ってもこれら2冊の電子ブック、WEBで全ページ閲覧できるようにしているせいか、1冊も売れていないのが現実なのですが。

なぜ電子ブックの中身を全部公開しているかというと、子ども向けの絵本として作ってあるので、とりあえず見て楽しんでほしいからです。

まあ、見て楽しんで、手元に置いておきたい、という人だけ代金を払って電子ブックを自分のiPadとか、PCとかにダウンロードしてもらえれば良いなあ、という発想です。機能しているかどうかは別ですが。

電子ブック「iBooks対応・小論文・レポートの書き方ガイド」が売れた

当社で制作販売している電子ブックはいくつかありますが、一番の売れ筋は「iBooks対応・小論文・レポートの書き方ガイド電子ブック版」です。

販売価格は消費税込で315円。これで当方の利益は268円になります。販売価格は紙の本に比べると随分安いですが、手取りが268円ということは、紙の本一冊当たりの印税よりも良い、ということになります。

まあ、これがばかすか売れてくれれば良いのですが、そうはいかないのが世の中の常。1ヶ月に2冊売れるかどうか、ですから、まとまった収入にはなりません。

それでも、電子ブックは作ってアップロードしておけば、あとは自動的に売れて自動的に入金される、という手間のなさが良いですね。