出版社からの執筆依頼

その次は書店の方から「こんな内容で書き下ろしの本を書いてみないか」というお誘いを受けましたが、それは上記の著書や訳本の実績に加えて、とあるメーリングリストでの発言を目にとめてのことだったと思います。

この出版社は私が学生の頃から慣れ親しんだ多くの専門書や教科書なども出しているところでしたので、自分がそこから本を出すことになった、ということに相当の感慨を覚えました。この時は2千部で、印税は4%、2千部全部の分を出版時に前払い、という契約です。

さらに次に共著書を企画して出しましたが、これもどちらかと言えば専門書、執筆陣の一人が関連する書籍を出している出版社に話を持ち込んだところ、興味をもたれてそこから出版することに。

複数の人との共著を出す、というのは、クオリティーの確保などの点で難しい面もありますが、出版社探しとか販売の面では有利になりますからお勧めです。

他にも翻訳書を出していますし、一冊監修している本もあります。これらはどちらも以前出したことがある書店からです。

こう書くと順調なようにも思えますが、実は2冊目を出した書店から再度依頼があって、一冊分の原稿を書いたものの、気に入っていただけなくて、出版されなかったこともあります。その原稿は仕方がないのでWEBに掲載していますが、もちろん一銭にもならなかったわけです。